三井住友銀行の初任給引き上げ!他の銀行との初任給比較
三井住友銀行が2026年4月から大卒初任給を月額30万円に引き上げることを発表しましたが、これは銀行業界内でも非常に注目を集めています。他の主要銀行の初任給と比較し、その違いを具体的に見ていきましょう。
1. メガバンクの初任給比較
銀行名 大卒初任給(現状) 大卒初任給(引き上げ後) 引き上げ時期
三井住友銀行 25万5000円 30万円 2026年4月
三菱UFJ銀行 25万5000円 未定(現状維持の可能性) 現在の水準で維持
みずほ銀行 26万円 未定(引き上げ検討中) 現在の水準で維持
• 三井住友銀行の特徴:
メガバンクで初めて大卒初任給を30万円に引き上げる予定。特に、学部卒だけでなく大学院卒も一律30万円とする点が特徴的です。
• 三菱UFJ銀行とみずほ銀行の状況:
現時点では両行ともに26万円以下の水準にとどまっていますが、三井住友銀行の動きが他のメガバンクにも影響を与える可能性があります。
2. 地方銀行の初任給水準
地方銀行の初任給は、一般的にメガバンクよりも低い傾向があります。以下は一部の地方銀行の初任給例です。
銀行名 大卒初任給(現状)
横浜銀行 約21万~22万円
静岡銀行 約22万円
福岡銀行 約21万5000円
• 地方銀行では、メガバンクのような大幅な引き上げの動きはまだ見られません。ただし、今後の競争激化次第では、地方銀行も待遇改善を図る可能性があります。
3. 他業界との比較
銀行業界全体で初任給を引き上げる動きが強まっていますが、他業界のトップ企業と比較すると、さらに積極的な姿勢が見られます。
業界 企業名 大卒初任給(現状)
総合商社 三菱商事 約30万円
証券会社 大和証券 30万円(検討中)
IT業界 NTTデータ 約26万円
• 総合商社と証券会社:
既に30万円前後の初任給を提示している企業が多く、銀行業界の対応を先行しています。大和証券も初任給を30万円に引き上げる予定で、金融業界全体で競争が激化しています。
まとめ
三井住友銀行の初任給引き上げは、メガバンクの中での差別化を図るだけでなく、銀行業界全体の待遇改善を促す可能性があります。他のメガバンクや地方銀行、さらには他業界もこの流れに追随するか注目されます。
この引き上げ競争が、将来的に新卒採用市場や業界全体の給与体系にどのような影響を与えるのか、今後の動向を追う必要があります。