次の DEMO をチェックする

宮城の冬を彩る伝統行事「どんと祭」とは?

risa

寒さ厳しい1月、宮城県を中心に行われる冬の風物詩「どんと祭」。

この祭りは、正月飾りや古いお守り、お札を焚き上げ、無病息災や家内安全を祈願する伝統的な行事です。

特に、仙台市の「大崎八幡宮」で開催されるどんと祭は全国的にも有名で、毎年多くの参拝者で賑わいます。

今回は、どんと祭の歴史や見どころについてご紹介します!

どんと祭の見どころ

1. 御神火(お焚き上げ)で厄を払い新年の無病息災を祈る

どんと祭の中心となるのが、御神火です。正月に飾ったしめ縄や門松、古いお札やお守りを持ち寄り、神社で大きな焚き火を焚き上げます。この火には「けがれを浄化する力」があるとされており、燃え盛る火にあたることで、心身を清め、新しい一年の健康や幸せを祈ります。

2. 裸参りの勇壮な姿

どんと祭の象徴的な風景といえば、裸参り。白いさらしや鉢巻を身に着けた参加者たちが、寒空の下で「わっしょい、わっしょい」と掛け声を上げながら、列を成して神社へと向かいます。この勇壮な姿は、見るだけで心が引き締まる思いがします。厳しい寒さの中で祈りを捧げる姿は、どんと祭の醍醐味と言えるでしょう。

どんと祭の歴史と意味

どんと祭のルーツは、正月に訪れる「年神様」を送り出す日本古来の風習にあります。古くから、年神様を敬い、その年の豊作や家族の健康を祈るための行事が行われてきました。この伝統が形を変え、現在のどんと祭となったのです。

焚き上げられる火は「神聖な火」とされ、その煙には浄化の力があると信じられています。この煙を浴びることで、邪気を払い、1年を健康で安全に過ごせると考えられています。

宮城のどんと祭で有名なスポット

特に注目されるのが、仙台市の大崎八幡宮。国宝にも指定されている歴史ある神社で、毎年1月14日に大規模などんと祭が開催されます。夜になると焚き火の炎が幻想的な雰囲気を醸し出し、参道には屋台も並ぶため、家族連れや観光客にも人気のスポットです。

また、宮城県内だけでなく、東北地方各地でも同様の行事が行われており、地域ごとに異なる特色を楽しむことができます。

どんと祭に行くなら防寒対策は万全に!

1月の東北は、雪が降るほどの寒さが当たり前。特に夜間は冷え込みが厳しいので、暖かい服装での参加が必須です。また、会場は多くの人で混雑するため、移動時の時間に余裕を持つことをおすすめします。

まとめ

どんと祭は、古き良き日本の伝統文化を体感できる貴重な機会です。燃え盛る御神火や裸参りの迫力ある光景は、見るだけでも新しい一年を迎える決意が湧いてきます。ぜひこの冬、宮城のどんと祭に足を運び、地域の文化や祈りの心を感じてみてはいかがでしょうか?

ABOUT ME
記事URLをコピーしました