2024年の大河ドラマ『光る君へ』は、紫式部を主人公にした歴史ドラマとして注目を集めています。
平安時代の雅な世界を再現するために、全国の名所がロケ地として選ばれました。
本記事では、ドラマの主要なロケ地を紹介し、ドラマの世界を追体験できるスポットを巡る旅の魅力をお伝えします。
1. 【京都・平安神宮】クランクインの舞台
平安神宮は、『光る君へ』のクランクインが行われた場所です。ここでは、主人公の藤原道長が元服し、弓の稽古をするシーンや、神事に参加する場面が撮影されました。この神社は平安遷都1100年を記念して建設され、平安時代の宮廷文化を今に伝えています。広大な境内と朱色の大鳥居、歴史を感じさせる大極殿は、平安時代の雰囲気を存分に楽しめるロケ地です。
アクセス
- 京都市バス「岡崎公園前」から徒歩5分
- JR京都駅からタクシーで約15分
2. 【滋賀・石山寺】紫式部ゆかりの寺
石山寺は、紫式部が『源氏物語』を執筆した場所として有名です。『光る君へ』でもこの場所が撮影に使われ、彼女が創作に没頭するシーンが撮影されました。石山寺は琵琶湖の近くに位置し、境内は四季折々の美しい景観が広がります。特に、紫式部に関連した展示が行われるため、彼女の文学世界に浸ることができる貴重なスポットです。
アクセス
- JR「石山駅」からバスで約10分
- 京阪「石山寺駅」から徒歩約10分
3. 【岩手・えさし藤原の郷】平安貴族の館を再現
えさし藤原の郷は、平安時代の貴族の生活を再現したテーマパークで、ドラマの中で数多くのシーンが撮影されました。『光る君へ』では、五節の舞（ごせちのまい）に参加する場面がここで撮影され、紫式部のまひろ（吉高由里子）が舞うシーンが印象的です。この広大な敷地では、時代劇に登場するような建物を間近で見学でき、ドラマの世界に入り込むことができます【13】【15】。
アクセス
- JR「水沢江刺駅」から車で15分
4. 【栃木・鬼怒川河川敷】まひろと三郎の出会いの地
鬼怒川河川敷（栃木県小山市）は、まひろと藤原道長が幼少期に出会う重要なシーンの舞台です。広大な川の風景は、平安時代の自然の美しさを再現するロケ地として選ばれました。河川敷の景色は、時代を超えても変わらない静けさを感じさせ、まるでその時代にタイムスリップしたかのようです。
アクセス
- JR「小山駅」からタクシーで約20分
5. 【栃木・茂木町 千本城跡】京を望む高台
千本城跡は、藤原兼家と次男の道兼が京を望むシーンで登場します。高台に立ち、遠く京の都を思う姿が描かれ、平安時代の権力争いや政治的駆け引きを感じる場面です。この場所は、壮大な自然の風景と歴史的な雰囲気を兼ね備えた隠れた名所です。
アクセス
- 真岡鐡道「茂木駅」から徒歩約90分（車がおすすめ）
『光る君へ』のロケ地を巡る旅は、ドラマの世界観を追体験できるだけでなく
紫式部が生きた時代に思いを馳せることができる素晴らしい機会です。
歴史的な名所や自然の美しさが融合したこれらのスポットを訪れ、平安時代の雅やかさに触れてみてください。
紫式部が感じたであろう感動を、現代でも味わうことができるはずです。