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脱臼と亜脱臼の違いとは?症状や治療法、対処法について詳しく解説

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脱臼や亜脱臼は、スポーツや日常生活での怪我としてよく聞かれる言葉ですが、実際にどのような違いがあるかご存知でしょうか?どちらも関節が正常な位置からずれてしまう状態ですが、完全に外れるか、部分的にずれるかで症状や対処法が異なります。今回は、脱臼と亜脱臼の違いやその原因、治療法について詳しく解説します。

目次

1. 脱臼とは?

脱臼は、関節が完全に外れてしまう状態です。肩や指、肘、膝など、可動域が大きい関節に多く見られます。たとえば、スポーツで激しく衝突したり、転倒して関節に強い力がかかったりすることで発生します。

症状:脱臼すると、関節が異常な方向に曲がったり、腫れや変色、激しい痛みが伴います。また、関節の動きが完全に制限され、動かすことが難しくなることが多いです。

治療:脱臼の治療は、医師によって関節を元の位置に戻す「整復」という処置が行われます。その後、再発防止のため、数週間~数か月にわたって固定やリハビリが必要です。

2. 亜脱臼とは?

亜脱臼は、脱臼に似ていますが、関節が部分的にずれる状態で、完全には外れていない点が異なります。亜脱臼は脱臼ほど痛みや機能制限が強くないため、動かせることもありますが、動かすと痛みが増すことが多いです。肩や膝、顎の関節で起こりやすく、繰り返し発生することもあります。

症状:痛みや不安定感が主な症状ですが、脱臼ほどの激しい痛みは伴わない場合もあります。動かせる範囲はあるものの、ずれている違和感や痛みが続くことが特徴です。

治療:亜脱臼もまずは安静にし、必要に応じて関節を固定します。痛みが落ち着いてきたら、周囲の筋肉や靭帯を鍛えるリハビリを行い、再発防止を図ります。

3. 脱臼と亜脱臼の違い

項目 脱臼 亜脱臼

関節のずれ 完全に外れる 部分的にずれる

症状の強さ 激しい痛み、関節が異常な方向に曲がる 鈍い痛みや違和感

可動域 完全に制限されることが多い ある程度動かせるが痛みがある

治療法 整復、固定、リハビリ 安静、固定、リハビリ

発生原因 強い衝撃や事故 軽い衝撃や繰り返しの負担

4. 脱臼や亜脱臼が起きた時の対処法

脱臼や亜脱臼が起きたときは、できるだけ早く医師の診察を受けることが重要です。自己判断で関節を無理に動かすと、靭帯や筋肉がさらに損傷する危険があるため注意しましょう。以下は対処法のポイントです。

脱臼の場合:まず動かさずに安静にし、すぐに整形外科を受診して整復処置を受けます。脱臼は関節を元の位置に戻すのが難しいため、無理に戻そうとせず、医師に処置を任せることが重要です。

亜脱臼の場合:軽い痛みがある場合は、アイシングや固定で安静にするのが基本です。痛みが続く場合や違和感が強い場合は、医師に相談し、必要に応じてリハビリを行います。

まとめ

脱臼と亜脱臼は、関節がずれる点では共通していますが、症状や治療法が異なります。脱臼は完全に外れるため、激しい痛みと機能制限を伴い、医師による整復が必要です。一方、亜脱臼は部分的なずれで、鈍い痛みや違和感が主な症状です。どちらも適切な対処とリハビリを行うことで再発を防ぎやすくなります。

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